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十年目と半年目

9/11は、2001年のアメリカ同時多発テロより十年目の節目の日でした。
あの時、私は、若干うたた寝をしていたような記憶があります。さもなければ、Macさんの前にいたか。
一寸、どちらだったのか正確には記憶してないんですが、そんなようなことをしていたら、友人から携帯に電話が掛かってきました。
家は、私も家人も余りテレビを見ないので、故にだったんだと思いますが、開口一番「ニュースを!」と言われて、何? とテレビのスイッチ入れてみたら、目を疑う光景が映っていたのはよく憶えています。
一瞬、チャンネルを間違えたかとすら思った。
間違えて、映画か何かを放送中のチャンネルに合わせてしまった……? と。
でも、あれは紛うことなく現実に起きていたことで、一時期は情報が錯綜してしまった所為で、11機の民間航空機がハイジャックされた、との誤報が飛び交ったのもよく憶えています。

2006年に公開された、『ユナイテッド93』という映画があります。
あの事件の折、テロリスト達にハイジャックされ、彼等の計画通りになっていたら、アメリカ合衆国国会議事堂、若しくは、ホワイトハウスに墜落させられていた筈の、けれど、乗客達の抵抗により、それだけは阻止して墜落したユナイテッド航空93便の話を基にしたノンフィクション映画。
……もしも、この世に聖戦という言葉で喩えられる行いが存在するとするなら、ユナイテッド93便に乗り合わせてしまった乗客達の想いに対して、その言葉を使ってみたい。

テロリスト達への反撃を開始する際、「Let's Roll(さあやろうぜ)」を合言葉にした乗客達は、その時、何を思っていたのだろう。


同じく、9/11は、今年、3/11に起こった東日本大震災より半年目の日でした。
あっという間の半年だった気がします。
あの日のあの時、私は、映画『羊たちの沈黙』を久し振りに観ようと思って、レンタルしてきたDVDセットして、再生ボタン押す前に〜、と、お茶を淹れようとしている処でした。
茶器を用意して、薬缶を、火に掛ける寸前だった。
でも、ああ、揺れてる、地震かな、なんて呑気に思って、身構えたお猫の様子を見ていたら、段々揺れが激しくなってきて、咄嗟にお猫を庇ったものの、本能全開MAXに達したお猫は、私の腹の下から抜け出し、家中を駈け回ってソファの下に避難し、お猫は平気! と以降、世知辛いと思いつつ(ホントにそう思ってた(笑))、倒れたら被害甚大なテレビ押さえながら、「とうとう、平成の関東大震災が来たのか!?」なんて考えてましたっけ。
幸いにも家の辺り一画は停電しませんでしたし、ガスも水道も電話も停まらなかったので、実家から掛かってきた電話に出ながらニュース見てみたら、平成の関東大震災処の話ではなかったんですけどね……。
それでも、何と言うか、ささやかながらも己の現実という奴は目の前にあったんで、壊れた物何とかしないと、お猫が怪我する! と、半分以上がヤラれた茶器達や、流石に割れたと気付いた時には悲鳴上がった九谷焼のお皿や、ワタクシの愛する実験器具達(試験管だのシャレーだの)等々の残骸を片付けて、本当に情けなさそうな、悲しそうな顔して、ソファの影でやっちゃった(すんごい怖かったんだろうと思う)、お小水とお通じのお粗相に塗れちゃってたお猫を抱っこして宥めてお風呂入れておケツ洗って……、なんてしてました。
……正直、あの日のあの時、昼寝してなくて良かった、と思う。今だからしみじみ言える。
私、寝てたら、壁の飾り棚から吹っ飛んできた実物と同じ重さのライフル@エアガンや、トンファーや、サバイバルナイフにヤラれてた。
大怪我確実だった。

あれから半年経ちましたが。
個人的なことのみで言えば、未だに、福島県在住だった、家人側の親戚が一名、安否不明のままです。
時の流れは早くもあり、緩やかでもあり、止まったままでもあり。

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