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へこ

ワタクシの膝上をドッカリ占領し、「撫でろ! 従わなければ噛み付き攻撃」と迫った挙げ句、「次は遊べ! 従わなければ(以下略)」とも迫った来たお猫と、先程まで遊んでいた。
遊びの内容は、ニャンコ大好き『狩りごっこ』。
お猫が狩人役、ワタクシ(の振り回す、贈答用菓子に付いてたリボン)が獲物役。
リボンは、要は蛇の代わりな訳で。

この遊び、家の猫様は大好きなんだけど、飽きっぽい&集中力乏しい&体力無し子な、「お前、野生は何処に置き去った?」と言いたくなるお猫は、直ぐに、奇襲攻撃ごっこに疲れて、ゴロンと床の上に転がってお腹晒して、「ほら、早く、獲物を寄越しなさいよ」と、この上もなく怠惰な遊びにシフトしてまう。
そのくせ、疲れたor飽きたなら、もう止めなさいよ、と狩りごっこ終了のゴングを鳴らそうとすると、未だ駄目! と暴れるので、下僕なワタクシに言わせれば、質の悪い遊びでもある。
そんなお猫の相手を気長にするのもしんどいのよ……(笑)。

──猫絡みで昔から言われていることの一つに、「とこ・へこ・ねこ」という奴がある。
その猫が、どんな獲物が最も好きかを言い表したものだそうで、鳥に興味を示す猫が「とこ」、蛇に興味を示す猫が「へこ」、鼠に興味を示す猫が「ねこ」。
……最近は余り聞かなくなった言葉だけれども、この分類方法でいくと、家のお猫は「へこ」になるのかな。
確かに、鳥や鼠の形した玩具よりも、長い紐みたいな物の方が好きみたいだし。
でも、リアル蛇は駄目だろうなあ、猫様、ヘタレだから(笑)。
家のお猫のリアル狩り実績は、昆虫だけだしねん。

……そう言えば、今ふと思ったけども、この例えに倣って、ちょいと強引に言葉を拵えるとするなら、「うこ」、若しくは「さこ」な猫──魚(うおorさかな)を一番狩りたがる猫はいないってことになるよね。
ってことは、やっぱり、猫族は肉好きってことなのかしら。
魚よりも肉! な種族ってことかしら。
お刺身とか好きなニャンコも多いけど、主食は肉なんだろうなー、猫も。
 

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