22:51

番町皿屋敷

一寸、前回の日記書いてから間空いた。
この時期は、色々とあるのさ(←言い訳)。

七月の第一水曜、歌舞伎を観に行って来た。
歌舞伎座でー、とか、国立劇場でー、とかではなく、全国巡業中の、松竹大歌舞伎。要は、地方巡業の奴。
中村歌昇改め三代目・中村又五郎襲名披露中村種太郎改め四代目・中村歌昇襲名披露の為の全国巡業(だと思う。多分。その辺、能く判らない……)。
演目は、番町皿屋敷と、襲名披露の口上と、連獅子。
番町皿屋敷は、中村吉右衛門さんが青山播磨役だったので、それに惹かれてチケット取った、というのが正直な処。

先日、歌舞伎観に行ってくるー、演目は番町皿屋敷ー、と叔母上に言ったら、怪談は嫌い、とドきっぱり言われたけども、歌舞伎の番町皿屋敷は、怪談の方の番町皿屋敷を下敷きにはしていても、オンドロ系という訳ではないので、だからと言って、嫌がる必要はないんだけどね(笑)。
江戸時代前期に実際にあった、幡随院長兵衛率いる町奴と、水野十郎左衛門率いる旗本奴の、現代風に言うなら勢力争いのことを知らないと、若干楽しめない感はあるけども。

────お芝居そのものは、凄く楽しかった。
面白かったー! ン年振りの歌舞伎鑑賞だったので、付いていけなかったらどうしようかなー……、と薄らぼんやり心配してたけど、すんごい楽しめた。
この巡業のことを知ったのが遅かったので、余り良い席取れなかったってのもあって、五月の末に、人形浄瑠璃観に行った際の教訓を生かし、オペラグラス持参で行ったので、しっかり見たいよ! な部分や場面も見逃さずに済んだしね。
それでも、気が付いたら前のめり気味になって見入ってたので、今現在も腰が痛い(笑)。
何と言うか、歌舞伎役者さんは皆さん、存在感と言うか、迫力と言うかが、ひと味違うよねー。
初めて生で見た口上も結構面白かったし、連獅子もすんごく見事だった。
親獅子の方を、三代目・中村又五郎さんが演じられておられたのだけど、この方は舞の名手だそうで(というようなことが、ゲットしたパンフレットに書いてあった)、綺麗だったなー。迫力その他も当然あるのだけども、所作と言うか、手の先、足の先が凄く綺麗だった。

但。
開演前のアナウンスでも言われていたように、芝居や映画の鑑賞中は、携帯電話の電源を切れ! ……と耳元で訴えてやりたくなったお馬鹿さんがチラホラいたのが残念だった。
残念と言うか、腹立たしい。
そんなことも出来ぬのか、爺婆共め! ……と思った、なんて言わない。
何で、携帯の電源くらい落とせないかね。雑作もないことだし、そんなん、マナー以前の問題だと思うんだけどな。

あ、そうそう。それと。
残念に思ったとか、腹立たしかったとか、そういうことじゃないんだけども。
地方巡業って奴に初めて足を運んでみた結果、国立劇場とか歌舞伎座とか新橋演舞場の、劇場としての偉大さを思い知った。
 

0 コメント:

コメントを投稿