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パッチン

ドラクエ10@オンラインは、ちょーーー……っと手子摺り中。
勝てない……(遠い目)。
勝てないのがいるのよ、一匹……。

閑話休題。
月も変わったので、そろそろ暴露してもいいかー、な小話を一つ。
何のことはない、些細な話だけれど。

ってな訳で、一席。先月半ばの、某有明の海っぺり近くで行われた、某巨大夏の祭典に赴いた際の出来事。
──振り返ってみれば、もう二年前後、ワタクシの衣服費は、洋装関係でなく和装関係に注ぎ込まれているので、何処かに出掛けようと相成ると、自動的に、洋服でなく着物になる。
故に、先日のイベントの時も和装だった。
半年に一度の某巨大イベントに挑むべく、敢えて、だった訳ではなく、他に選択肢が無いが故。
んで。
支度を終えて自宅を出て程なく、着物の袖のサイズと長襦袢の袖のサイズが、どうにも合わない、と気付いてしまった。
家を出てからそんなことに気付いた処で後の祭りという奴で、己一人だけが遅刻するなら未だしも、現地にて人様と待ち合わせをしていた身だったから、遅れる訳にはいかず、そのまま強行したのだけれども、着物と長襦袢との袖のサイズが合わないと、着物の袂から、長襦袢──要は下着が見え隠れ、という、有り体に言ってみっともないことになってしまう。
この辺が、吊るしの着物──既製品の悲しい定めで、仕方なし、道中、コンビニか何かで安全ピンを買って、こっそり袂を留めちゃえ、と考えた。
……が、何処のコンビニを覗いても、安全ピンは売っていなかった。
早朝故に、薬局や文具店も開いていなかった。
ソーイングセットを買って、ちょちょっと縫っちゃう、という手もあったけれど、着物や洋服のほつれ等々を着たまま繕う、というのは、葬儀の際にしかやってはいけない、普段するには縁起の悪いこと、という昔ながらのお約束──別名を迷信と言う──があるので躊躇った。
本当に因みに、ワタクシに言わせれば、迷信は、遥か昔から積み重ねられてきた統計学のような物で、頭から笑い飛ばすのはどうだろう、と相成る。
流石に、黒猫が目の前を横切ったら云々、って類いのは気にもしないけれど。
──ま、そういう訳で、ソーイングセット系は敢えなく却下され、しかし、何処にも安全ピンは売っておらず。
仕方なし、「バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ」と、こっそり、着物の袂をホチキスで留めた。
右の袂もパッチン、左の袂もパッチン、と。
……うん、以降は大変快適だった(笑)。
当日お会いした方々、ワタクシが、そんな阿呆なことをしていたとは露程も思わなかっただろうけれど、実は、そんなことになっていた。

──大変、お便利だった、ホチキス。
携帯用ホチキスを荷物の中に放り込んでおいて正解だった。
大分以前、電脳世界の片隅で、縫うのが面倒臭いからと、長襦袢の半襟をホチキスで留めてしまう、という強者な方の話を拝読したことがあって、当時は、「ええええ? ホチキスで!?」と驚愕したけれども、緊急時には持って来いだ(笑)。
 

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