木曜の夜は、ぐんと気温が下がって首都圏でも誠に秋らしくなったので、ワタクシの今年の目標、火鉢生活をスタートさせてみた。
──実家から担いで帰って来た火鉢を何とか利用したろうと思い始めて、早、二、三年。
ばー様が譲ってくれたのは、手炙り火鉢で小さいけど、やっぱり鉄瓶とか掛けたいし、その手の物が掛かってる方が姿が良い、と小さい五徳探して、灰慣らしや火箸その他もゲットして、今週火曜には、飲む約束をしていた友人に付き合って貰って、友人宅近くの鉄瓶屋さんで小振りの鉄瓶もゲットして。
木曜の宵の口頃、いそいそと支度を始めてみた。
…………のだけれども。
……いやー、話には聞いていたけれど、一般家庭用のガスコンロで炭に火を熾すって、難易度高い(遠い目)。
今日日のガスコンロは、長時間使用していると勝手に火が消える安全装置が付いているのが大抵で、あれ付いてるガスコンロでは、木炭に火を熾すのは、とお……っても大変、って話だけは知ってて、家のにも付いてるけど何とかなるんじゃないかな、と希望的観測でやってみたけど、ほんっ……っとに中々火が熾せなくて、何とか赤くはなったものの、火鉢に移して少々が経ったら、ひっそりと静かに火が消えた(とても遠い目)。
これが当たり前以前だった昔の人は本当に偉大だな、文明に塗れた現代人として頭が下がるぜ、とも思わされた。
んで、木曜深夜、何とかならぬものかしら、と電脳世界を彷徨ってみた処、ガスコンロで炭に火を熾す場合、五分程は中火〜弱火で、以降は爆ぜる危険がほぼ無くなるので強火で、という記事を見掛け。
あ、火熾し中でも強火にしていいんだ! と学習したワタクシ、金曜夜、即ち今宵、手動でガスコンロの安全装置を黙らせつつ、見掛けた記事通りに火を熾し、火鉢に移してから、灰が散らない程度に、そっと団扇で扇ぐという複合技で、昨夜は失敗した火熾しに挑んでみた。
結果は、何とかかんとか、Win.
但。
昨晩よりは気温がぬくい今晩は、火鉢向きの夜でないと言うか、火鉢、あっちぃ……。
これまで、ワタクシが接したことのある炭と言うのは、肉を喰らいに訪れた炭火焼き肉屋さんとかを除くと、実家の調理場の炭火コンロ(業務用の巨大な奴。ノリとしては、何十本も一度に焼ける焼き鳥屋さんの炭火コンロ的な物をご想像頂ければ、大体合ってる)と、茶道のあれで、熱い&暑いのも、冬場は温いのも、それなりには判ってたつもりだけど、火鉢が、こんなにあっちくなるとは予想外。
湯が沸かぬ、と思って、最初は三本だった炭を五本に増やした、というのも敗因だろうけど。
火が熾せるかどうか、お試しトライで気温関係なくやったから、致し方なくもあるけれど。
流石に、ワタクシもリアル火鉢世代ではないので、一寸驚いた。
でも、甲斐あって、鉄瓶がシュンシュン言ってる。
匂いも、お茶室の懐かしい匂いがする。
だがしかし、東北は南部の鉄瓶は、下ろしてから暫しの間、鍛えなくてはならぬので、火鉢&鉄瓶というコンボで沸かし中の湯が、今夜は未だ茶飲みに使えないのが侘しい……。
もうそろそろ、飲める湯になるとは思うんだけど、どうかな。
──という訳でー。
どうにかこうにかスタートさせられた火鉢生活だけれども。
やっぱり、木炭専用の着火コンロはあった方が便利なんだろうな。
早いだろうし、何より、ガス台汚れない。
灰や炭の欠片がコンロのバーナーに詰まって修理の憂き目、ということもなくなるのだろうし。
……うん、来月に入ったら買おう。今月はもう、予算がない(笑)。
あ、そうそう。
尚、猫様は、何故かあっちく、黒っぽい物(←鉄瓶)から湯気&異音(←湯が沸いてる音)がするのにビビって、今の処、火鉢には近付かない。
猫には危ないので、なのに猫は火鉢や囲炉裏が好きな生き物なので、出来ればこのまま、延々ビビっていて頂きたい(笑)。
もう一つ、尚。
炭に火を熾す場合、冬場に鍋をやる際などに使う卓上用のガスコンロ、あれは絶対使っちゃ駄目。
炭の熱や遠赤外線で携帯用のガスボンベが膨張し、最終的には爆発するので、大惨事になる。
なので、間違っても、あれでやってはいけません。
隙間を縫うように
1:09
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