ワタクシのお財布の中身、という現実を、ふっと振り返って、一寸考え込んだ。
何をかと言えば、来月の電話代。
あの地震以来、発生後十日くらいは殆ど毎日、それ以降も、二、三日置きくらいのペースで実家に電話をしている事実を思い出し、更には、その都度三十分くらい叔母上と喋り倒してた事実も思い出したから。
結構、行きそうだなあ……(遠い目)。
我が家にしても実家にしても、完全にではないけれど、以前と殆ど変わらない毎日を送っていられるから故にのことだな、と思いはするし、そうやって電話出来たり、電話代ー! と喚いていられるだけ幸せよね、と思いもするけれど、やはり、お財布の中身という現実を鑑みると、一寸青ざめる。
ああ、現実って、世知辛くて冷淡だ。
──世の中の何がどうなっていようとも、何がどう変わろうとしていても、嫌が応にも朝が来て、昼が来て夜が来て、眠って目覚めると、再び朝が来るのが現実で。
千年に一度の巨大地震と大津波が引き起こした数々の悲劇に、悲しみや、やり場のない憤りを感じた直後に、翌朝に出す燃えるゴミを纏めなきゃならないのも現実で。
……ああ、何処までも、現実って世知辛くて冷淡だ。
でも、どう足掻いても逆らい様なくやって来る、明日や現実に背中を蹴っ飛ばされて生きるよりは、こちらから、明日や現実を蹴っ飛ばして生きる方が良いんじゃないかな、と思うので、前向きに頑張るとしよう。
次の電話代の請求書が来るのが、一寸怖いけど。
隙間を縫うように
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ラベル: 日々のこと
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