この数年、本当にささやかにだけれども(←渾身の主張)、B級〜Z級映画を愛しているというのもあるし、元々から、そっち方面には余り興味がないというのもあって、この季節になると話題に上るアカデミー賞絡みのことも受賞候補映画も、「どうでもいい」なワタクシだけれども。
今年は一寸違う。
フランス人の映画に対する感性は謎だ、と心密かに思っているので、フランス映画、という一点がビミョーに引っ掛かるのだけれど、今回の、第八十四回アカデミー賞の作品賞その他を受賞した『アーティスト』が観たいと思ってる。
激しく観たい。なけなしの根性振り絞ってでも映画館に行きたい。
何故って、モノクロ&サイレント映画だから。
──サイレントだよサイレント! この二十一世紀にサイレント映画! それだけで、個人的には大興奮出来る。
お若い方には、サイレント映画と言われても、チャップリンの初期作品みたいな台詞のない映画、と言われて初めて、漸く思い至れる、ってな具合かも知れないけれど、サイレントはサイレントでいいものだよ。
今時、愛がなきゃ作らないと思うよ、そんな映画。
観たことない方には、いきなり、二時間も、モノクロで台詞もない映画に付き合え、と言われても苦痛かも知れないけれど。
世界最初のトーキーは、1927年に撮られた『ジャズ・シンガー』という映画だと言われている。
それまで、映画は全てサイレントで、役者さん達は喋る必要がなく、トーキーの普及に伴い、例えば、台詞が覚えられないとか、例えば、観客がイメージしていた声と全く違う声だった為に嫌われたとか、そんな理由で消えていった俳優さん達も多かったらしい。
それでも当時の日本ではサイレント映画が主流だったから、音声カットして、代わりに活動弁士さん達が、ってな状態が数年は続いたそうだけれど、1930年にパナマウントが撮った『モロッコ(出演は、ゲイリー・クーパーとマレーネ・デートリッヒ)』で、初めて日本語字幕が付けられて、以降徐々に、日本でもサイレント映画は消えていった。
活動弁士さん達も。
そんな、映画と映画の歴史を劇的に変えた一つの出来事である、サイレントからトーキーへ移り変わっていく最中のハリウッドを、CG&デジタルばりばりなこの時代に、敢えてモノクロ・サイレントで撮った『アーティスト』は、物凄く興味引かれる。
…………ええ。ワタクシ、映画の古き良き時代に思い馳せがちなババアなので。
処で。
レンタルビデオが借りられない、という事態に辛抱堪らなくなったらしい相方が、DVDプレイヤーをゲットするんだ! と言い出した為、我が家に、DVD&Blu-rayプレイヤー(と言うのが正解なのか?)がやってきた。
家のテレビの裏側は、とてもではないけれど人様に見せられない状態になっている&配線って、どうすりゃいいの……? 状態だったので、セッティングは電気屋さんに頼んでみた。
……いや、その。
ゲーム機が三台ある&テレビ買った際、やはり電気屋さんに、接続端子が足りないと言われて、ビデオの電源を入れないとスカパーが映らないという、謎な配線をされてしまったので、私じゃ無理かなー、って思ったの。
でも、今日来た兄さん達に、以前、そういう風に言われたー、と伝えて、テレビの裏側見て貰ったら、「……今更言っても仕方ないですけど、端子、余ってますよ……?」とあっさり言われてしまって、一寸、激しく寂しい思いをしたのは内緒。
まあ、プレイヤーはお兄さん達が綺麗に接続してってくれたし、お兄さん達に見て貰えたお陰で、使い勝手悪いなー……、とブツブツ垂れていたゲームの配線も綺麗に収まってくれたから、結果オーライにしとこう。
ま、そういう訳で。
今日から再び、映画のDVDレンタルしてきても大丈夫になったよ!
我が家の家電のレベルが上がったよ! 今日の日記のタイトルが、FFシリーズのレベルアップ音なのは、そういう理由だよ!(笑)
──あー、これでやっと、友人から借りたDVD観られる。良かった良かった。
隙間を縫うように
0:58
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