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耐えた私が馬鹿だった

夕刻以降、何となく左足が痛かった。
例えるなら、無理矢理に足を引っ張られたような、筋やっちゃったかな? 的な痛さだった。
足を痛めるようなことをした覚えなんかこれっぽっちもなかったので、延々正座をしていた所為かな、正座椅子でも買わなきゃ駄目かな、と悩んでいたのだけれど、さっき、原因に思い当たった。
お猫様の所為だと。
木曜、ワタクシは何故か寝付けなくて、一応布団には入ったものの、眠れぬまま、都合五時間ばかり携帯ゲーム機と戯れる、などということをしてしまっていて、その約五時間の間、ずーっと、ワタクシの左足は盛大に伸び切って寝ていた猫様の敷き布団にされていて。
……だからだ。
お猫に足に乗っかられて暫く経った頃、痛いな、と思いはしたけれど、両前脚は万歳の格好に伸ばして、後ろ脚はパッカリ開いて、盛大にお腹を晒し、「お前、野生を何処に捨てて来た?」と思わず問い掛けたくなった無防備過ぎる姿で寝ていたから、起こすの可哀想で、耐えちゃったんだ。
……耐えなきゃ良かった……。
冷静に考えてみれば、五キロの毛玉、五時間も片方の足の上に乗せたままでいるのって、一寸した拷問よね。

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