ワタクシのお財布に壊滅的な打撃を与えようと日々目論む悪の手先、秘密結社『あまぞーん』にて、先日買い求めた本達の内の一冊は、
『国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」 靖國の言乃葉100選』
……だったりする。
何処までも個人的に、小林よしのり氏が責任編集という処が若干引っ掛かりはしたのだけれど、ゲットした。
──本書冒頭の前書き部分にも記されている通り、東京都千代田区・九段下所在の靖國神社に赴くと、同神社発行の『英霊の言之葉』という小冊子を買い求められる。
先の戦争を経て靖國に祀られた方々の遺書、又は遺稿を載せている冊子で、『国民の遺書』というこの本は、現在、九編まである『英霊の言之葉』の中から選ばれた、遺書・遺稿を載せた本。
靖國神社の歴史を紐解けば判ることだけれど、件の神社は、太平洋戦争で亡くなられた方々のみをお祀りしている訳ではなく、明治二年、当時の今上陛下の明治天皇の思し召しで建てられた招魂社を始まりとし、明治十二年、靖國神社と改称されてより今日に至るまで、近代〜現代日本期、日本国の為に命を捧げられた方々をお祀りしてある、名も「國安かれ」が由来の神社さんで、私も時々お詣りに行く。
私の祖父母(じー様は赤紙で海軍、ばー様は招集で女子挺身隊)とて、ほんの少しばかり事情と辿った運命が違っていれば、靖國に祀られていたかも知れないし。
お詣りをした後に、境内にある遊就館で、歴史資料(主に刀)を眺め、ときめく為に足を運ぶって説が無きにしもあらずだけれど。
なので、境内の掲示板のような物に、月代わりで英霊の言之葉の一つが掲載されているのも知っていたし読んでいるし、『英霊の言之葉』という小冊子のことも知っていたし手に取ったこともあるけれど、買ったことはなかった。
目を通させて頂いたら最後、大号泣するのが目に見えていた──と言うか、靖國で大泣きして恥掻いたことがあるので(……)、何と言うか、今までは躊躇いのようなものがあったのだけれど、何となく今回は、読んでみようかな、と思ったと言うか。
結果は、火を見るより明らかで、読書中のワタクシの傍らにはティッシュの箱、という有様だった。
が、未だ、読み終えてはいない。
個人的には、読み進めるのが大変な本だ、これ。
だって、一つ一つが重たいのだもの。到底、小説等を読むように、例えば作品のリズムなんかに乗って一息に、なんて出来る本じゃなく、書かれた人々は、何を考えながら、何を想いながら、これを綴ったのだろうと思い馳せるだに、ページを捲る手が止まるような本なのだもの。
この本、若しくは『英霊の言之葉』に載っている方々の遺書・遺稿を、現在は、英霊として靖國の御祭神の一柱とされている人々の、遺書・遺稿、とのみ受け取るか、それとも、例えば確かに残されている歴史の一つとして受け取るかは、人によって違うのだろうとは思うけれど、学校では決して教えてくれないことが知れる本ではあると思う。
隙間を縫うように
3:45
ラベル: 本のこと
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