十日は、お猫の手術日だった。
悩んだけれど、結局、掛かり付けの動物病院の方で手術をして貰おうと決めた。
術式は、断尾でなく、腫瘍のみ摘出する方法で。
年明け早々に、手術の予約に関する電話を入れた処、本院・分院合わせて都合四つの動物病院を持っていて、本院は基本、元旦以外は開いているという、洒落でなく何時休んでいるのか謎な院長先生の都合が一番良いのが十日、という返答だったので、十日──即ち今日(あ、日付的には昨日か)、手術の予約を入れた。
さて、そんな予約日だった今日。
全身麻酔をしなくてはならない都合があるので、前夜の午後九時過ぎからご飯もお水も断たせて、言われていた通り、車に乗せた途端にこの上もなく情けない顔になったお猫を連れ、朝一番で病院へ。
事前説明を受けて、承諾書等々に記載して、麻酔が出来るか否かの事前検査(血液検査&レントゲン)に関する同意書も書いて、お猫を預けた。
お昼頃開始予定だった手術は、分院のレントゲンではなく、急遽、本院にある、よりゴツい(正しくはより最新式の)奴で撮ったという以外は予定通りだったようで(あれ? 手術自体を分院でなく本院でやったのかな、もしかして。私てっきり、分院の方でやったと思ってたけども)、午後二時頃、院長先生から、無事に手術が終わった旨の報告と、麻酔から覚めたらもう一度連絡します、との電話が来た。
お猫の腫瘍は、先月の発見時よりも更に大きくなっていたので、事前説明の際、実際に手術を開始してみないと何とも言えないけれども、腫瘍のみ摘出という術式では、もしかしたら腫瘍が切除し切れないかも知れないし、縫合に必要な皮膚の確保が出来ないかも知れない、と言われたりもしたけれど、院長先生は頑張って下さったみたいで、腫瘍は全摘、皮膚も最大限残して貰え、縫合も問題なく出来て、且つ、傷跡が綺麗になるようにと、通常よりも細かく縫ってくれた。
麻酔も、大型の猫種は麻酔が効き辛い&より安全を期す為にと、点滴方式&人工呼吸器使用で手術実施、術後、酸素室に寝かされていたお猫は、迎えに行った時には、誰彼構わずシャーシャーお怒り振り撒けるくらい元気だった。
入院もせずに済み、レーザーメス使用の為、化膿止めも飲ませずとも良いとのこと。
OKが出るまで、これから暫く、お猫は毎日通院の憂き目に遭うけれど、通院のみで済むのだから、最良の形で腫瘍の摘出を終えられたんじゃないかな、と思うかな。
エリザベスカラーが気に入らなくて仕方なくて、お猫はふて腐れ切っているけれど、それは我慢してくれ、お猫。
お前の大事な尻尾は無事だったのだ。
ま、今はハゲだけどね、尻尾。
先端だけがフッサラーなライオンの尻尾に、ちくわ通しました、みたいな見て呉れしてるけどね。
強制ハゲがナンボのものぞ、毛はその内生えてくる。多分。──と、お猫には悟って頂きたい。
──という訳で。
これから暫く、ワタクシは、お猫と共に動物病院通い。
だけれども、お陰様でお猫は今日も元気。
朝になるまで、ご飯もお水もお預けだけれど、明日からは何時も通り食べられる筈。
因みに現在は、ワタクシにぴったり寄り添って丸くなっていまする。
さっき、エリザベスカラーをガコガコ言わせながら(重たいのか何なのか、畳や床をカラーの縁で擦る&距離感が奪われてるのか、あちこちにカラーぶつける)やって来たよ。
隙間を縫うように
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ラベル: 猫のこと
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