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だって、所詮は作り物

1980年代でしたかね、アメリカで放送されて、日本でも人気が出た、お米の国のテレビドラマ『V(ビジター)』。
宇宙のどっかから地球にやってきて、「やあやあ、地球の皆さん、仲良くしましょー!」ってな友好的態度を見せたエイリアンの実態は……、ってな、あのドラマ。
それの、去年だったか一昨年だったかにリメイクされた方は、残念ながら打ち切り喰らったそうだけど、その、Vのリメイク版を、相方が好きでレンタルしてきちゃ観ていた。
ワタクシは興味なかったから観なかったけれども、その気はなくとも目にする機会は出てくるもので、たまたま、ゲーセン仲間とご飯を済ませてきてしまった相方がVを鑑賞し始めたのと、ワタクシの一人ご飯タイムが重なった時があった。
そして、やはりたまたま、その際のVは、恐らく一般的な感覚から言えば、グロいシーンが連続で登場する回だった。
うろ覚えだけれども、確か、エイリアン側の指導者の女性が部下を惨殺するみたいなシーンで、相方は内心、再生を停止した方がいいのかな、と思ったらしい。
何故って、家具や部屋の位置関係上、食卓のワタクシの席から、テレビの画面が見えるので。
だがしかし、ワタクシは、「ふーん」とか何とか言いつつ、画面も見つつ、パクパクご飯を食べ進めており。
ご飯終了後、相方に、素で、「気持ち悪くないのか……?」と問われてしまった。
────なので。

…………ふ、甘い。
ガチ&ベタベタな変態犯罪者や快楽殺人者が好き勝手暴れまくる映画や、「おー、これは結構きついスプラッタだな」な映画を鑑賞しながらだろうと、肉でも何でもガッツリ喰らえるワタクシ相手に、そんな気遣いは無用だ。

と、こちらも素で返しておいたけれども。
私の感覚、おかしい……? 変と言うか、狂ってる?
別に、食欲を妨げる臭気を発する訳でなし、所詮は作り物だし、と思うんだけども、一寸ずれてるのかな。

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