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ネットワークの驚異

十日程前のこと。
友人の愛猫が、虹の橋を渡った。
享年(という言い方は、猫の場合もしていいのだろうか)、18歳。
19歳のお誕生日、目前だった。
今頃は、虹の橋の袂で穏やかな時間を送っている頃だろう。

──さて、それから数日が過ぎた、先日の土曜。
そのニャンコちゃんが、十九回目のお誕生日を迎える筈だった日、友人の元に持ち込まれた話がある。
その話というのは、簡潔に纏めると、「自宅の庭で猫が子供を産んだ。良かったら一匹貰ってくれないか」というもの。
結局、友人は、その子ニャンコを引き取って育てることになったのだけど、その話を聞いた際、私は思わず、「ねこねこネットワーク、仕事早過ぎる……」と思ってしまった。
総元締めは猫神様、構成員は全世界のニャンコ達及び、メロメロにされ身も心も人生もニャンコに捧げる下僕共、という組織らしいと噂の「ねこねこネットワーク」の驚異を、目の当たりにした気がする。
……ねこねこネットワークにターゲッティングされたら最後、決して逃れられないって噂は本当なのかな……。
──何はともあれ、友人宅にやって来た子ニャンコに幸あれ。

────この話、ねこねこネットワークという、電脳世界の都市伝説めいた話を引き合いに出さずに語るなら、多分、現状では猫という生き物が、最も、命も縁も、巡り巡るもの、というのを体現しているということなのだろうな。
巡り巡る命と縁で、この世の一部は成り立っていると、彼等は、あの小さな体と、人と比べれば長くない生涯を以て教えてくれてるんだろう。
ああ、猫族は偉大だ。

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